看護師をしていると、とんでもない患者に出くわします。今回は、病院で語り継がれている珍事件をご紹介しましょう。
修羅場をくぐった救急隊員も医師も困惑
大忙しの病院の夜間救急室、救急隊から電話が入ります。
救急隊「体内の異物が除去できない女性、受け入れお願いします」
看護師「異物とは?どんな異物ですか?外傷あります?どこの病院からの搬送?」
マニュアルに基づいて救急隊に確認をとりますが、救急隊の反応がどうもおかしい。
声を震わせながら救急隊が
「ラブホテルからの搬送、女性が、あー、オモチャを入れた状態で抜けないと。受け入れできます?」
非現実的すぎて、救急隊に何度も聞き返し「卑猥な言葉プレイ」で困らせました。
さらに当直医に内容を伝えて受け入れできるかを聞けば
「え??いいけど、どうやってとるの?引っ張る?手術?」
と喜び半分、混乱半分。
内科医では対応できないので、産婦人科医を夜間に呼び出して大事に発展。
明らかに入っているのはわかるけど、画像で見るとさらに衝撃
救急車が到着し、担架の上で丸くなっている女性を
「いやいや、いまさら顔隠してもしょうがない」
と思いながら、レントゲン室へ運びます。
バスタオルで下半身を隠していても、レントゲンでは膣に入ったバイブがしっかり画像に映っています。
ニヤついていた医師も検査技師の男性も、レントゲン画像を見た瞬間
「こんなの見たら、ヒュンッてなるわ」
と股間を抑えて青ざめてました。そりゃそうだ。
公開処刑もいいところ
さて、問題のバイブはどうやって抜くか。
廊下に待機している付き添い男性を呼んで、レントゲン画像を見せながら2人に恥ずかしすぎる問診が始まります。
医師「さて、この画像見て。もう見たまんまなんだけど、なんで抜けないんでしょうね。 無理やり入れたの?」
男性「いやー。無理やりでは、ないと思う。なあ?」
女性「・・・」
医師「ちゃんと濡れてた?何回も入れてるの?いつも入れてるオモチャなの?」
男性「いやー、初めて入れて。濡れてたんですけどね。マンネリだったからちょっと挑戦し たんすけど」
女性「もう!変なこと言わないでよ」
医師「いや、大事なことですよ。同意を得てしてないんだったら警察ものですから」
2人「いやいや!同意ありです同意あり!」
カルテに記録を残さないといけない私の気にもなってほしい。もう吹き出しそうなんですけど。
衝撃はさらに続く
医師「で、まあいろいろ試すけど。どうしても抜けないときは手術もありえるから」
女性「え…それって、家族にばれます?」
医師「まあ、成人しているから本人の同意サインでいいですけど。旦那さんと来てるからいいんじゃないの」
しばしの沈黙を経て
2人「いやー。僕たち、夫婦じゃないんです。別で結婚してるんですよ」
医師「え?」
なんと、このカップルはW不倫のマンネリ解消のために、バイブが抜けなくなるような珍事件を起こしていたのです。
それを聞いた瞬間、救急室にいた医師、看護師が絶句。
涙目で女性が
「お互いの奥さんと旦那にバレないように済ませられませんか?」
と質問して医師を困らせてました。病院に来たことは医療費の明細や保険証使用などでわかるかもしれませんが、そういったことに無頓着な夫、妻であることを祈るばかりです。
担架上で取り乱す女性を見て
「人って、本気で慌てるとバイブつっこんでても土下座できるんだな」
と観察しながら、冷静を装っていた私はえらいと思います。
医療スタッフの本性も見えてしまう現場
とりあえず2人をカーテンの中に残して、医療スタッフたちで抜く方法を相談。
ローション代わりにジェルをつける、回しながら引っ張る、などの意見が出ました。
そんな中22歳の童顔看護師が
「女性本人の中が濡れるように水分摂取させて、ここでプレイさせるのは?」
と言い放ち、その場にいた全員の度肝を抜いてました。この童顔看護師は、見られながらするのが興奮するタイプなのかな。
医師が「ねえ、俺がバイブ引っ張って大丈夫?問題ないの?あとでセクハラとか言われない?」
と繰り返す言葉に
「もう!早く抜いて帰ってもらって!旦那が乗り込んできたりしたら、面倒くさいから」
と看護師たちが激怒。看護師は患者の対応はするけど、家族のトラブルに巻き込まれることは嫌いです。
ジェルを膣入り口に塗っても、中が濡れてないのでバイブを触ると痛がる女性。
「あー、動かしてみるか」
と医師が聞き、女性の同意を得たのでバイブのスイッチを入れて“ヴーヴー”というバイブ音をBGMに
「どういう時間なの」
と思いながら、ひたすら待ちます。
女性がモジモジ動き出したので、バイブを引っ張ると無事に抜くことができました。不可抗力で濡れたのか、感じて濡れたのか謎。
そこで医師から
「あー、やっぱりしっかり濡れてなかったんですね。よかったね、抜けて。今度からはこれくらいしっかり濡れないとダメですよ」
と盛大なセクハラが放たれます。
帰り支度をしながら「歩けない」と言って女性は車いすに乗り、男性に押してもらいながら2人で帰っていきました。取り除いたバイブはビニール袋に入れて返却し、男性の上着にしまわれました。
みなさまも、大人のオモチャの取り扱いには十分注意してくださいね。