昨今、女性向け雑誌のsex特集でも取り上げられるほどメジャーになった『SM』の2文字。
しかしひと昔は、知る人ぞ知る隠された世界。
筆者がSMに興味を持ったのは中学生の頃。“そういう”漫画で知識を得た筆者は必死にネットサーフィンをして情報を漁りまくった。
都内にはどうやらSMバーというものがあると知った。SMしてみたい。できなくても、みてみたい。
とりあえず行ってみよう、そんな軽い気持ちでSMバーのドアを叩いた。
あなたはどんな変態ですか?
腰を落ち着けてオーナーから初めて聞かれた質問。あなたはどんな変態ですか?
SかMか、それともスイッチャーか。
好きなプレイは何か。
どんな経験があるか。
なんとも混み入ったことを聞くじゃないか、と面食らっている筆者に、
スタッフが優しく話しかけてくれた。
「そんなに難しく考えなくて大丈夫ですよ。これを見て、何かをしなきゃいけないとか、されなきゃいけないっていうのはないですから。」
「せっかくこういう場所に来てくれたので、自分のことを知ってほしいし、私たちも知った上でお話ししたいんですよ。」
なるほど、何も起きないのか。
ちょっと残念な気持ちと安心感を得た私は、とりあえず鞭と縄と蝋燭に興味があります、と話し始めた。
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ルールは”否定しない“こと
「あード変態さんですね!すごくいいです!」
オーナーが楽しそうに笑った。
このお店の中でのルールはたった一つだけ。
『否定をしないこと』
どんなアブノーマルな性癖でも、どんな奇抜な格好でも、犯罪でもない限り相手を否定しないのが決まりである。
「はじめてきたんですか〜?」
周りにいた常連と思われる方々が話しかけてくれたおかげもあり、私はその輪に溶け込んでいった。
ボンテージに包まれた妖艶なS女さんの話
「いろんな方が来ますよ。S男性、S女性、M男性、M女性、そのほかにもいろんな性癖を持った人が集まって、お話しして、自分を曝け出すんです。」
エナメル素材のぴちぴちボンテージに身を包んだS女さんが話してくれた。目の保養である。
「私も2匹飼ってるんですよ。アナル系のプレイがメインで、たまにホテルに呼び出して遊ぶんです。」
言うまでもないが飼っているのは犬でも猫でもない人間である。
ご主人様探しのM女さんの話
「私はもう数年ここに通ってるんですけど、ご主人様を探しているんです。」
右隣に座った清楚風な女性はこう話してくれた。
「興味を持ったのは高校生の時で、ネットの掲示板で出会った人と主従関係になりました。呼ばれたら会いに行って、プレイをして、楽しかったけど転勤して関係は終わっちゃいました。だからここで、今度こそ相性の合うご主人様を探すんです。」
こんな清楚な女性の口からご主人様とは...。驚きの連続である。
踏まれる女性、叩かれる女性、縛られる女性…
「楽しんでますか?」
対面の席の男性が話しかけてくれた。
スーツに身を包んだ、いかにもSです、といった出立ち。けどあれ?低いところで何かモゾモゾしてる?
少し身体をずらすと、その足元には女性が正座していた。男性は革靴でその足を踏んで、女性はうっとりとした表情を浮かべていた。
と思えば、ピシッ、ピシッとした鋭い音。一体なんだとそちらを見れば、女性のお尻に向かって鞭が振られている!
その奥を覗けば、いつのまにか女性が縄で宙に浮いてくるくる回っている!?
あれ?何もしないしされないんじゃなかったの!?慌てふためく私に、ボンテージのS女スタッフさんが妖艶に笑った。
「強要はされないけど、趣味や嗜好が合えばこうやって“遊べる”んですよ。」
体験してみませんか?
「せっかく初めて来てくれたんだし、何かやってみませんか?」
美人なS女スタッフさんが手に持っているのは、平たい板。
一体何をするんだ...でも、これはやってみるしかない!
お願いします!と食い気味に返事した。
「これはオーバーザニーって言って、すごくメジャーな姿勢なんですよ〜」
朗らかなS女さんの声とは裏腹に、私は顔から火が出そうだった。
S女さんが椅子に腰掛けた上に、私が腹這いで寝て、お尻を突き出している。
恥ずかしすぎる、穴があったら入りたい。
でもそんなことすぐに気にならなくなった。
「じゃあ叩きますね〜」
パァンという音と、お尻を襲う熱と衝撃。一拍おいてから鋭い痛みが弾けた。
そのあと素手で優しく撫でてくれる。そしてまたパァン...。なでなで。
痛い!思ったよりも痛いけど、撫でられてる時はちょっとゾワッとする!?
なるほど...これは、ハマりそうである。お試しなので数発叩いてもらって終了。
「どうでしたか〜?」
なんて、声は朗らかだけど、さっきまで平気で人を叩いてたんだ...と思うと興奮でドキドキした。
勇気を出してSMバーの扉を叩こう
もし、SMに興味があって、でもどうしたらSMに触れられるか迷っている人がいたら、
SMバーへ、勇気を出して一歩踏み出してはどうだろうか。
私が見た、体験したことは、SMバーで起きていることのほんの一端にすぎない。
何が起きるか、是非とも、その目で確かめていただきたい。