血の滴る生魚を食す猟奇的なオンナフェチ向けDVD!?
《女性になりたい男性と一緒にお散歩したり、お茶をしたりしてくれる女性、または女性になりきれる男性募集。お茶代、経費等は当方持ち。ギャランティは応相談》
〝女性になりたい男性〟という表記から、筆者はてっきりオカマのお相手をする仕事なのか、と思った。しかし、そうではなかった。ふだんはれっきとした男性であるが、〝女装〟と、いう趣味を持った男性と、いわば〝デート〟をするという内容だった。募集記事の主にアポを取り、渋谷のフルーツパーラーで面接をおこなう約束をこじつけた。しかし、実際に面接が決まるまで、募集主……キミエさん(仮名)と交わしたメールは実に十七通(!)に及んだ。キミエさんは神経質なまでに、女装男性についての質問をメールで送って来た。
『女装した男性とはオンナ友達、という態度で接することが出来ますか?』
『女装した男性のことをどう思うか、200字程度で感想を書いて下さい』
『女装した男性に対して上から目線で接したりしませんか?』
『女装した男性に対してどんな褒め言葉が出来そうか、最低10個、箇条書きにして下さい』などのメール審査を通過してようやく会えることになった。当日、渋谷のフルーツパーラーに現れたのは女装した男性……キミエさんだった。
下着はいつも女物です
「はじめまして」と、向き合って座り、しばらくは沈黙が続いた。キミエさんはピンクの口紅を塗った口を開く。
「驚きましたか?」と、訊いた。筆者は「いえ。お綺麗な方なので、そういう意味では驚きましたけれど……」と、答えた。
キミエさんの印象は厚めに塗ったファンデーションと色の濃い口紅、それに光沢しているおかっぱのウイッグ……顔立ちはまぁ、女性的っちゃあ女性的といえるが、肩幅、ガタイの良さが男性性を感じさせる。見た途端、女装男性だ、とは分かる。キミエさんは何の前置きもなく唐突に、
「わたし、今日も女物下着なんですよ」と、小声で言った。筆者は一瞬、なんと返答して良いか分からず、「あ、そうなんですか……パンツ何色ですか?」と、変質者のような質問を返してしまった。キミエさんは「Tバックです」と答えた。筆者は色を訊いたはずだったのだが……まぁ、いい。続けてキミエさんは「女物って食い込んじゃいますよね?」と言った。筆者「さようですか……筆者はふだんTバック穿かないんでなんとも……」
キミエさん「え~。穿かないのぉ? あなた、女子力低いわよっ」
筆者「Tバックの穿き心地、どんな感じなんでしょう?」とたずねてみた。キミエさんはふふ、と、微笑む。
「もうっ。あなたって、エッチな話、平気でしちゃうんだから」と、言った。前歯にピンクの口紅がついていたのはご愛敬。
鏡のなかの自分を見ながらひとりエッチしちゃうんですもの
キミエさんは「出ましょうか」と言って、フルーツパーラーを出た。その後、キミエさんの提案で109の中へ。ギャル店員たちの目線が刺さる。店内、大音量でかかる音楽の中で、キミエさんのこもった声は聞きとりづらく、何度も「ん? なんと?」と、訊き返してしまった。キミエさんはシューズショップの前あたりで、自分の姿を鏡にうつし、髪の毛を整えるしぐさをした。そして、筆者に耳打ちをした。
「わたしってね、エッチなオンナなの。だって自分の姿を見ながらひとりエッチしちゃうんですもの……」と、囁いた。筆者「ほうほう。そりゃあ、そんだけ可愛いお顔してたら、見てるだけで感じちゃうでしょう」と、台本通り、答えた。(事前の打ち合わせメール)
ペニスの名称は〝ペ二クリ〟
109を出ると筆者は少しぐったりとした。キミエさんを褒めまくり、一緒にはしゃぎながらお洋服を見、手をつなぎ……。キミエさんは相変わらず、鏡があれば自分の姿を確認し、バッグの中から手鏡を出しては確認し……を繰り返している。
「わたし、今日とっても楽しいわよ。ペ二クリ、濡れちゃう」と、キミエさんは言った。
「ペ二クリ……?」筆者は訊き返す。「やんっ」と、キミエさんは筆者の肩を叩く。オトコの力である。「恥ずかしい言葉、何度も言わせないでっ」
筆者、「ペ二クリってなにか、教えてちょーだい(本当に分からなかった)」
キミエさん、これを〝言葉責め〟と、思ったのか、「やだっ。言わないっ。言えないっ」と、言った。そして最後にようやく、「ペニスみたいにおっきくなっちゃったクリトリスのことっ」と、言った。「ちっちゃなパンティのなかでめいっぱいおっきくなっちゃってるんだからっ」と、言った。そして……キミエさんは謎の言葉を残した。
「あなただって、そうでしょっ」
キ、キミエさんよ、もしかして筆者のことを同士(女装男子)だ、と思っていたのでは……。キミエさんはヒールの太いハイヒールで、すたすたと歩き、ホテル街へ向かって進んで行った。そして、
「もう、こんなとこ連れてくるなんてなに考えてるのっ?」と、手で顔を覆った。
筆者「……んぁ!? (おまえさんが向かってきたんだろうがぁー! と、心のなかで)いや、その……キミエちゃんが可愛いからね、ほら、えっと、その……」
キミエさん「わたしの唇、見つめてるでしょっ」
赤いハイヒールを履いたキミエさん、筆者よりも二十センチは大きいのではないだろうかといった感じで、とても唇なんて目に入りゃあしない。が、キミエさんがそういうので期待を裏切るわけにもいかず、
筆者「そ、そうよ……、キミエちゃんの唇って花のつぼみみたいで可愛いんだもの」
キミエさん「ホント、あなたってエッチねぇ~。女の子同士でそういうのって……もうっ。いやん」と、ふたたび筆者の肩を叩いた。だから、力、強いってば!
外はすっかり暮れていた。ホテル街を無事に(?)抜けて、二人は駅に向かった。
「今日は楽しかったわ。ありがとう」と、キミエさんは白い封筒を差しだした。筆者はギャランティを受け取った。渋谷駅のトイレの中で確認した封筒の中身、一万円也。
さぁ、安い? 高い?
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